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Bamboo Eater
2010年 02月 14日 (日) | 編集

Charaxes alticola

Charaxes alticola
(♂, Bugarana, Kirundo prov., Burundi. Jan. 2009)


アルティコーラフタオ Charaxes alticola

 Cynthia 種群の一員で結構レア。あんまり一般受けしなそうな斑紋ですが、全国のディープなフタオファンにはたまらない逸品(のはず)。特にオスの後翅表面の白斑の出方なんて、アフリカのフタオ150種の中で、他には jasius 種群の C. ansorgei にしか見られません。
 しかし、本種の最も興味深いのはそんな所ではないのです。何かというと幼虫がタケを食樹とするのですね。
タケですよ竹、バンブー。

 フタオの中でもタケを食らう種は、本種とボウエッティ C. boueti, レクタンス C. rectans, マックロウニィ C. macclounii の、 cynthia 種群に属する4種のみで、同じ種群の中でも、キンティア C. cynthia, ラスティ C. lasti、プロトクレア C. protoclea はトウダイグサ科を食うので、この異常性が分かるかと思います。



Charaxes alticola
(♀, same locality and data)


 タテハの中で、一般的にタケを食らうなんてジャノメチョウ亜科のルリモンジャノメ属 Elymnias やモルフォ亜科のワモンチョウ族 Amathusini くらいなので、一体全体どうしちゃったの?? という感じですが、実は最近フタオ亜科は広義ジャノメチョウ類(Satyrid butterflies)の一員であることが判明したので、まぁ一応納得はできるかなぁ、とは思います。

 しかしフタオ属 Charaxes の基本的な幼虫の食性は、主にトウダイグサ科とマメ科、クスノキ科なので、さてこれはどうしたものか?。
 タケやササなどのイネ科単子葉食性が広義ジャノメ類の祖先形質だとして、その食性を維持してきたのか? それとも食性のリバースなのか? 単にタケを食べちゃって、それが適応的だったのか? そもそも広義ジャノメ類の共通祖先の食性はタケ・イネ類食いなのか? という疑問が、モヤモヤ脳味噌に渦巻く訳です。いまだに分かってないのでモヤモヤし続けるしか無いのがもどかしいのですが。

 さらに収斂の驚異というのは凄まじいもので、こいつらタケ食いフタオの幼虫は、ジャノメやワモン宜しく単子葉植物の葉に隠蔽する体型と斑紋までしておられるのです。
 それと、成虫の裏面の模様も、おそらく竹林の中ではかなり隠蔽的に働くんじゃなかろうかと思います。

 そういう訳で、自分の目で見てみたい私はアフリカに行きたくて仕方が無いのです。
 

 嗚呼、でもブルンジは遠すぎる。


  
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