Lepido and Scales
怪異
2013年 10月 20日 (日) | 編集

Hepialidae
(♀, Fortin, Veracruz, Mexico, 28. Jun. 1988)

コウモリガの一種 Phassus triangularis


開長、実に150mm。
巨大。実に巨大。そして格好いい。

コウモリガHepialidaeのその面妖なる造形は正に怪物と言える。
特に大型種が誇る偉容、放つ妖気はこの世の生物のものとは思えない。
灯火には来ず、昼間蝙蝠の様に不気味にぶら下がっているものを見つけるか、飛翔中を捕えるしかない。
しかも大型種の飛翔速度は恐ろしく速く、日没直前の数十分間、人の目では輪郭さえ定かに見えぬ薄闇の中を弾丸の様に、旋回しながら飛んでゆく。和名コウモリガ、英名でゴーストモス(若しくはスウィフトモス)と呼ばれるのも正鵠を得ていると言えよう。

本種はかなりの大型種だが、豪州に棲むZelotypia stacyi のメスは開長25センチを超え、しかも美麗。あれは血液を売ってでも欲しい。コウモリガの仲間は基本的に枯葉色をしているが、上記のZelotypia を含むオーストラリア、ニュージーランドの連中には美麗なものが多い。特にAenetus 属は水色や翡翠色というこのグループの中において驚異的な色彩を有しており、入手困難な場所柄と相まって世の蒐集家の垂涎の的。これらと南ア特産一属一種のLeto venus の3属は、多くのコウモリガ愛好家における大型美麗コウモリガの三大巨頭である。

ちなみに写真は撮影装置も組まず、おまけに携帯で適当に撮影したもの故、そのクオリティには目を瞑って頂けると幸いである。




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この記事へのコメント
Leto venusはこれぞ南米!って感じの柄でめちゃくちゃ格好良いですね。初めて見ました。

ちなみにコウモリガの幼虫から出る冬虫夏草があるのですが、冬虫夏草としては子実体がかなり巨大な方でめちゃくちゃ格好良いっす。
しかもああいう産卵方法なので発生ポイントが絞りこめないというオプション付きです。
2013/ 10/ 29 (火) 21: 18: 56 | URL | ジーク # -[ 編集 ]
あ、南アフリカでしたか。恥ずかしい・・・
2013/ 10/ 29 (火) 21: 19: 55 | URL | ジーク # -[ 編集 ]
Leto venusは模様の格好良さでは一番ですね。
コウモリガの冬虫夏草…確かに見付け難そう。
2013/ 10/ 31 (木) 18: 39: 09 | URL | acraeoides # aCXfCcIc[ 編集 ]
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