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みみくりー?
2009年 10月 22日 (木) | 編集

ホソチョウモドキフタオ Charaxes acraeoides

何ともしまりの悪い和名ですけど、その名のとおり、アフリカで広く繁栄し、毒チョウとされるホソチョウ属 Acraea の斑紋にベーツ擬態しているとされている種。
アフリカのフタオ約150種の中で、こんな斑紋しているのはこの種だけです。
 
今でも結構な珍品で、特異的な翅形と斑紋もあって有名人気種です。もちろん生活史なんて分かってません。
たぶん現地でネットインしたら鼻血が出るでしょう。いや、間違いなく出る。

acraeoides

acraeoides
(♂; Bangui, R.C.A. "中央アフリカ共和国", Dec. 1980)

 ところで、アフリカのチョウの非常に多くが Acraea に似た斑紋を呈しており、ベーツ擬態だと言われていますが、Acraea のほとんどがやや乾燥したオープンな環境を好むのに対して、擬態種といわれる方は様々な環境に分布しています。そのため、単純にベーツ擬態だと言えるのか、それとも同時に地域的な収斂も起きているのか良く分かっていません。なので、アフリカにおける斑紋の収斂進化というのは非常に興味深い現象です。

 本種も、その分布はアフリカ西部の熱帯雨林に限られており、成虫の活動空間は樹冠部に近いため、おそらくAcraea とは空間的ニッチはあまり重複していないと考えられます。さらには、本種はまともに姿を捉えることが出来ないほど高速で飛翔するのに対して、ホソチョウは毒チョウ故か、マダラチョウの様にかなりの余裕をかましてフワフワと飛びます。そんなこんなで、あんまり擬態している意味は無いのじゃないかなぁと思うわけです。
まあ、これは想像で、私は現地に行ったこともないのですけど。

ちなみに本種が属する acraeoides 種群にはもう一種、C. fournierae という大珍品がいて、こちらはボカシタテハ属 Euphaedra に擬態しているとされますが、ボカシタテハが毒チョウだなんて話はいまだに聞いたことが御座いません。


acraeoides

acraeoides
(♀; Waka, Gabon, 23-30. Aug. 2008)

メスの珍品度はNo.1と言われてまして、コレクター垂涎の的。
割と地味な感じですが、開長12cmもあってデカイい。そして格好良い。

しかし、日本で買うとヨーロッパを経由するので、値段も格好良いです。
完品でスレもなければでっかいベーレンパイソンとウォマを足したくらいでしょうか。
この個体は大きく欠けているので、私でも手が出せました。
有難う、ヨーロッパの人。やっぱ直接でなきゃ手に入らないな。


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