Lepido and Scales
barfouri & durnfordi
2011年 03月 11日 (金) | 編集

 リンク先の方が彼のソコトラ島の竜血大守宮をアップされておりますが、わたくし的にもあの島は憧れの聖地のひとつであるのです。あそこの島は爬虫類も面白いですが、このブログの原料の半分という、まさにバファリンの優しさと同義であるフタオチョウに於いても怪力乱神が棲む島なのですよ。

 そう、Charaxes balfouri 。こんなキマダラヒカゲ Neope みたいな変なフタオはソコトラをおいて他には居ない。全然見た目は違いますが、割と近い種が遠きマダガスカルに存在するくらいです。今、一番手にしたいアフリカのフタオチョウは何ぞ、と聞かれたら一も二もなくこいつの名を挙げますね。

しかし、わたしはまだ入手に至っていないのでどんなチョウかは下のリンクをご覧下さればよいと思います。
Charaxes balfouri

 ところで最近気付いたのですが、ソコトラ島の生物の種小名で“balfouri ”ってのを割と見かける気がします。有名処だとタランチュラのソコトラアイランドブルーバブーン Monocentropus balfouri とか、鳥のソコトラタイヨウチョウ Nectarinia balfouri とか。あと植物にもあったような気がします。多分このBalfourさんという人がソコトラに縁のあるお人なのだろうと調べてみたら、どうやらこの人、Isaac Bayley Balfourという19世紀後半~20世紀初頭にかけて活躍したスコットランドの植物学者で、ソコトラの調査とかされていたお方だったらしく、成る程なぁと頷いた次第です。


ダンフォルディフタオ (マレー半島北部亜種)
Charaxes durnfordi merguia

Charaxes durnfordi merguia

Charaxes durnfordi merguia
(♂, Mt. Muan Chong, near Ranong, S. Thailand, Jan. 2005)

 さて、なんだかんだと何時の間にかアジアの貴種ダンフォルディフタオ Charaxes durnfordi が全12亜種集まりましたよ。まあどうにもままならない2亜種ばかりは借り物ですが、何とか自らの手で撮影すること能いました。
いやぁ長かった。思えばこいつに血道を上げてから9年が経過しているなぁと感慨しきり。

 これはミャンマー最南部からタイ南部周辺、つまりはマレー半島北部に分布している亜種で、互いによく似ているタイからスマトラ、ビリトンにかけての亜種群の中では格別に黒みと青みが強くてかっこいいのです。おまけに最も巨大になる個体群なので大迫力。特にメスの斑紋と翅形のバランスの良さは群を抜いていると思いますね。最大級の賛辞を贈っても足りないとはこのことです。この標本見たときは鼻血出そうになりましたもの。


Charaxes durnfordi merguia

Charaxes durnfordi merguia
(♀, Kong Ra, Phatthalung, S. Thailand, 24. Jan. 2008)


 しかしまぁ揃うには揃ったのだけど、まだ自らの手で採集するという目標は叶っていないので、次こそはマレーかボルネオでリベンジしなければなりません。究極的にはミャンマー南部はテナッセリムの低地に赴いて幻の亜種 nicholi を討ち果たしたいです。





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