Lepido and Scales
スポンサーサイト
--年 --月 --日 (--) | 編集
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
Stichophthalma louisa eamesi
2010年 12月 18日 (土) | 編集

ルイザワモンチョウ


ルイザワモンチョウ 中部ベトナム亜種 Stichophthalma louisa eamesi

 ワモンチョウ、と言っても我が国にはいないので、馴染みはそんなに無いでしょうが、東南アジアに行くと結構沢山の属や種がいます。この仲間はタテハチョウ科のモルフォチョウ亜科 Morphinae のワモンチョウ族 Amathusiini に分類されており、人によっては独立した亜科として扱われる結構大きなグループです。多くの種が巨大で、大体手のひらほどの大きさがあって迫力があるのですが、翅が薄いのでボロくなりやすいのが玉に瑕。

 トガリバワモン属 Zeuxidia なんかは瑠璃色で非常に美しいですが、このワモンチョウ属 Stichophthalma はシックで落ち着いた色合いの種が多く、サイズも巨大。前者はマレーやインドネシアなどのスンダランドに多く、後者は台湾, 中国南部~インドシナ全域と分布の中心が異なっており、トガリバは結構採集してましたが後者はタイやラオスや海南島に行った癖に、場所か時期が悪かったのか一度もお目に掛かれなかったので、大変憧れていたのです。


_C187160a+

Stichophthalma louisa eamesi
(♀, Pheasant Falls trail, Bach Ma N.P., Thua Thien, Hue Prov., C. Vietnam, 27. Apr. 2007)

 さて、そんなワモンチョウ。台湾にいるワモンチョウ S. howqua は黄土色の地味地味でサイズも小さいのでしょうも無いのですが、青みの強いカマデバ S. camadeva とかウエムライ S. uemurai なんかには憧れておりました。そして最高峰は南タイにしか居ない青くて超巨大なゴドフレイ S. godfreyi 。あれの♀の完品採れたら10年くらいはニヤニヤ出来る自信があります。

 で、今回のルイザワモンは分布の広い普通種だし、本来は白と茶色と黄土色で結構地味な種なので別にそれ程好きでは無かったのですが、やっぱり初ワモンだけあってかなり興奮しました。最初見つけた時は車に乗って林道を移動していたのですが、急停止させて猛ダッシュ。何か車に向かって叫びながら走っていたような気がしますがあんまり覚えてないです。ネットの中で胸部を押さえて絞める時は手が震えてましたね。しかも完品。

 宿に戻って翅を開いてみると、普通 後翅亜外縁の部分は黄土色なのに、何とこいつは白紫色じゃないですか。しかも全体的に青みが強くて、前翅の白帯もより強い真珠色。写真ではうまく写りませんが、角度を変えて見ると紫の幻光が妖しく現れるのですよ。こんなルイザは他には居ない。2000年に記載されたベトナム中部だけに分布する eamesi という亜種なのですが、なんとも格調高くて再び手が震えました。


Stichophthalma louisa eamesi

 写真のメスはその数日後に採れたのですが、標本にしたら開帳13cmでオスに比べてかなり巨大。飛んでいる時は大迫力でした。この仲間は林内の暗い場所を目線より下の高さでボワンボワンと飛ぶのですが、林の中からトレイルに飛び出してきて、地面や枝に止まった時に映える眼状紋のインパクトといったら、堪えられないですね。

すてぃこふたるま属、長くて読み難い名前だけど良い蝶ですよ。



Comment
この記事へのコメント
はじめまして。
『ペットblogランキング』と申します。
記事を拝見しコメント欄に記入させていただきました。
ご訪問いただければ幸いです。
2010/ 12/ 18 (土) 21: 27: 34 | URL | ペットblogランキング # -[ 編集 ]
コメントを投稿する
URL :
comment :
password :
secret : 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
copyright (C) Lepido and Scales all rights reserved.
designed by polepole...

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。