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高貴なる翅
2010年 11月 27日 (土) | 編集

今日はちょっと真面目に解説。


Charaxes nobilis nobilis
Charaxes nobilis nobilis
(♂, Baugui, R. C. A. Sep. 1995)

ウラギンフタオ Charaxes nobilis nobilis

 アフリカのフタオチョウ20種群の中で最も気品に満ちたグループと言えば、この nobilis 種群が筆頭に挙げられることが多い。2種から構成されていて、もう一種の C. superbus はアフリカのフタオ三大稀種の一つに数えられています。

 表は美しい乳白色の地色を漆黒が囲み、後翅の亜外縁には青い斑紋が並びます。また裏は、やはり漆黒の条紋と銀白の地色のコントラストがさらに輝かしく、大きく艶やかなオレンジ斑が気品に華を添えています。特にメスは大きく、その迫力は素晴らしい。種小名 nobilis =<高貴な>の意が示すように、万人に以って賞賛される、アフリカが誇る美種達と云えるでしょう。


Charaxes nobilis nobilis
Charaxes nobilis nobilis
(♀, Bobeta, Lukolera Territory, Equateur, R. D. C.(Congo), 20. Oct. 2007)


 主な生息域は、アフリカは西部から中央部にかけての熱帯湿潤地域ですが、辺縁部のサバンナ地域にも分布を拡げています。原名亜種である nobilis は中央アフリカ共和国(R. C. A)においてそれなりに採集されるものの、やはり珍種の部類に入るでしょう。
 
 このウラギンフタオは、コンゴやカメルーン、中央アフリカの原名亜種 nobilis 、ウガンダやアンゴラなどから知られる rosemariae 、そして西方のガンビアからギニア周辺に分布する claudei の3亜種が知られていて、最も入手が困難なものは rosemariae なのですが、これは原名亜種と殆ど見分けが付かないので、あまり欲しいとは思わない。しかし、claudei はご覧になれば解るように、表の白色部が著しく狭くなり、裏の黒条の表れ方もかなり異なっていて、一見、他種の C. superbus のような印象も受けるのです。


Charaxes nobilis claudei

Charaxes nobilis claudei
Charaxes nobilis claudei
(♂, Diecke Forest, Yomou Province, Guinea, 22. Jun. 2005)

 美しさでは原名亜種に譲るものの、こちらも非常に得がたい亜種で、これまではコートジボワールのアイボリーコースト(象牙海岸)からしか標本が来なかったのですが、近年は色々な場所で少ないながら採れている模様。ほとんどの標本がヨーロッパのコレクターの元で止まってしまうので、日本には数えるほどしか標本は無い筈。近年になって漸く我が国にも入る機会がありました。


Charaxes nobilis claudei
Charaxes nobilis claudei
(♀, Diecke Forest, Yomou Province, Guinea, 26. Mar. 2003)


Charaxes nobilis claudei

 この亜種、予てから非常に憧れていたのですが、まさかこんなに早く入手できるとは思っていませんでした。海外のオークションに出品されていたのを発見したときは発狂しかかりましたよ。今のところ3ペアいるのですが、一箱欲しいものです。


Charaxes nobilis claudei

結構危ないエリアですが、一度は採りに行ってみたいですね。ガンビアとか行ってみたい。



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