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骸骨
2010年 10月 12日 (火) | 編集

骨

 聞いた話によるとインドネシアのメンタワイ諸島は、つい数十年程前まで首狩の風習が残っていたそうで、外の文化に侵食された今でもシベルト島の奥では一部のメンタワイ族が裸族生活をしているので有名。インドネシアの大スンダ地域でも指折りの僻地として知られています。生物進化においても結構面白い地域でして、系統は基本的に大スンダ系(かなり古いですが)なのですが、固有の種や亜種の割合で言えばマダガスカルに匹敵するそうなのです。スマトラから南にたった数100キロなんですけどね。

 で、3年前にこの島に出かけるにあたって、日頃お世話になっている標本商の方に色々話を聞いたのですが、20年以上前に通訳のネシア人のお姉さんを伴って訪れた時に、彼女は島に入ってすぐに泣き出してしまったそうです。当時は殆どの人が裸族だった筈でよっぽど怖かったんでしょう。


骨

 なので、集落の外れにあった集会所みたいな小屋の軒下に骨がズラッと吊るされていたのを見つけてドキッとしましたね。暫くして全部メンタワイザルやメンタワイテナガザルの頭骨だと分かるまでこのオブジェの前で固まっていました。一つくらい人骨がないものかと探したのですが、有りませんでした(苦笑)。
 このサル骨のオブジェに垂れ下がっているのは多分メンタワイコノハザル Presbytis potenziani の尻尾ですな。そしてその左右に架けられているのは恐らく水牛で、手前にはシカっぽい頭骨がズラッと吊るされておりました。

 今回、野生の哺乳類も見たかったのですが、残念ながらついぞ出会えず。特にここの Macaca 属のサルは系統的にもスマトラやボルネオよりも遠く離れたスラウェシに近いと云うことで、非常に古い系統とされているので見たかったのですが…夜も夕方にスコールが降るのでかなり寒くなった上に、更には昼間で激しく疲れ切っていたので爬虫両生類も探せませなんだ。



撮影:インドネシア, メンタワイ諸島, シベルト島. 2007年2月.
Photos: Siberut Is. Mentawai Isles. Indonesia, Feb. 2007.




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