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双色賛歌
2010年 10月 09日 (土) | 編集

さてさて久し振りのフタオチョウ。過去ログ見たら実に3ヶ月振りではないですか。爬虫類とフタオがメインのブログだと言うのにこれは宜しくないと云うことで、今日もほぼ誰も注目しないフタオ様にご登場いただこうと思う。


+PB280084
+PB280089
(♂, Beharasy, Madagascar, Jan. 1999)

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(♀, Beharasy, Madagascar, Jan. 1999)

ズーリナフタオ Charaxes zoolina betsimisaraka f. betsimisaraka

 アフリカに産するフタオの中でもとりわけ変わった翅形をしている zoolina 種群の一員。
小型のグループでして、オスの尾状突起は第2脈(Cu1b脈)のみが発達していて、妙にお上品。メスの翅形も妖しい曲線を描いており、なんだか大層色っぽい。今のところ全部で2種(人によっては3種)が知られていて、中でもこのズーリナの分布が最も広い。写真の個体は彼の神秘の島、マダガスカルの亜種です。
 「何だか、色とか雰囲気が東南アジアのポリウラ属に似ているじゃないか!」と思った貴方は実に鋭い。実際にオス交尾器を観察するとポリウラ諸氏の形質状態に割と良く似ています。最近の分子系統によれば、ポリウラをキャラクセスに含めた上で、このズーリナ種群を含む幾つかの種群に近いとしている場合もあるので、あながち突飛な考えでは無さそう。



+PB280097
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(♂, Beharasy, Madagascar, Dec. 1990)

+PB280100
+PB280104
(♀, Beharasy, Madagascar, Mar. 1998)

Charaxes zoolina betsimisaraka f. betanimena

 この連中の面白さは斑紋に極端な2型があるところで、一見どころか三見しても別種と見間違えてしまう程。最初は季節型かと思っていたのですが、この明暗の2タイプはどうやら季節に関係なくフォームとして現れる表現形質のようです。こちらの茶色の型は枯葉っぽく、裏面の斑紋も葉脈に擬態したようなイメージになるのですが、生体写真を見る限り隠蔽擬態をしているような感じでは無いですね。白い型と茶色型で活動するマイクロハビタットが異なるのかとも思いましたが、どうも同じ環境で同時に採れるようで、全く意味が分かりませぬ。

 それは兎も角この仲間、際立って綺麗でも無いし、フタオの魅力であるところのマッシブさも無い。さらには種数も少ない上に、亜種や地域間で大きな変異もない。挙句に普通種という、無い無い尽くしの中途半端さが彼らがフタオ好きからも大して省みられない、まさに明暗を分ける理由でありましょう。趣味の爬虫類で言えばエゲルニアのフレーリーの様なパッとしなさとでも言うべきか、リアシスのマクロッティみたいなどうしようもなさと言えば良いのか…



Comment
この記事へのコメント
僕にはエゲルニアのフレーリーはパッとすると思いますしリアシスのマクロッティはオリバナスにはない魅力があると思いますがねぇ苦笑。

一般的には見るものがなくとも何処に惹かれるかは解らないもので、趣味の世界は素晴らしいですね。

・・ちょっと意味不明なコメントですね。ごめんなさい。

2010/ 10/ 10 (日) 21: 27: 49 | URL | Nyandful # -[ 編集 ]
Nyandfulさん
ああ、いえ、僕も実はどっちも好きなのです(笑)
マクロットは激荒のワイルドも飼育していましたし。

とは言えやっぱり一般から見るとあんまり人気無いんですよね…苦笑
2010/ 10/ 11 (月) 20: 24: 20 | URL | acraeoides # aCXfCcIc[ 編集 ]
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