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浅葱色の偏光
2010年 09月 12日 (日) | 編集

Euxanthe wakefieldi

ウェイクフィールドマルバネタテハ
(♂; Nguru Tarana, TANZANIA, Sep. 2007)

ウェイクフィールドマルバネタテハ Euxanthe (Euxanthe) wakefieldi

 アフリカに御座しましますマルバネタテハ属 Euxanthe の6種の中では多分、一番美しいのがこのウェイクフィールディ。翅表の濃い浅葱色と漆黒とのコントラストが大変爽やかでございます。

 似た感じのてふてふでは、東南アジアでしばしば見かけるコモンマダラ Tirumala が典雅な浅葱色で、飛んでいるのを見かけると思わずハッとして、ガリガリ君ソーダ味を食べたく…もとい暑さの中に刹那の涼を感じるのだが、こやつの飛翔にもその名のように目の醒める思いをするのだろうか。やはり浅葱色という感性には、真夏の和の趣を感じる。胸部と肢の白い水玉模様もそれを一層引き立てていると思う。

 さてこのマルバネタテハ、一見マダラチョウ亜科かと思いきや、どうやらマダラの中のコモンマダラ Tirumala やシロモンマダラ Amauris 、カバマダラ Danaus なんかに擬態しているグループで、何とこれでもフタオチョウ亜科。実は CharaxesPolyura に一番近いグループと云うから驚きではありませんか。とは言え、交尾器や幼虫形態を見ると、紛う方なきフタオ族なので、擬態の妙とはこの事か。フタオの眷属のくせして腹部の色とひょろ長さまでマダラそっくりとは全くもって驚嘆の極み。


ウェイクフィールドマルバネタテハ

 さらに小憎い事にこの浅葱色、角度によって色が変わる構造色で、横から見ると向こう側の翅が真っ白に。
これはマダラには無い技で、実は長い間気付かなかったのだが、このより涼感を醸し出す演出には打ちのめされた。正直これは反則じゃないか思う。


Euxanthe wakefieldi

ウェイクフィールドマルバネタテハ
(♀; Mt.Hanang, Singida, TANZANIA, Mar. 2008)

ちなみにメスの方は薄っすらと水色がかっているけれど、基本的に白い。






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