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Acanthosaura nataliae
2010年 05月 31日 (月) | 編集

ナタリアクシトカゲ

ナタリアクシトカゲ Acanthosaura nataliae
( alt.1400m, Bach Ma Np. C.Vietnam, April 2007)

 2007年4月、中部ベトナムのBach Ma国立公園にて出会った個体。こいつは結構よく見ました。

 ベトナムのクシトカゲなので、「ベトナムクシトカゲ A. capra 」だろうと現地では思っておりましたが、帰国してネットで軽く調べてみると、所謂ベトナムクシトカゲとは何かが違う。
 そもそもアジアの樹上性アガマなんて、一部のコアな人々は居れども決してメジャーになれるグループでもなく(ウォータードラゴン除く)、特にクシトカゲなんて殆ど注目されないのでネットなんかでまともに同定できる筈もなく、おそらく分類研究においても未記載種が沢山いることでありましょうし、図鑑や文献で真剣に調べもしなかったので、長らく(私の中で)正体が不明だったわけです。

 その後漸く、本当につい先日に、リンク先のアダシノさんからお借りしたベトナムのハペ図鑑「Herpetofauna of Vietnam」を読んで、2006年に記載されたAcanthosaura nataliae (ナタリアクシトカゲ)であることが判明いたした次第で御座います。

 今のところベトナム中部からラオス南部に続く山塊でしか記録がない上に、2006年と記載も非常に新しいので、そりゃ2007年時点でネット上に画像情報なんてありませんやね。ベトナムは最近でも両爬の新種が色々と記載されていて、ウデナガガエルやらトカゲモドキなんかもつい最近見つかっているようです。まあ、その分類が妥当かどうかはワタクシ専門ではないので分かりませんが。とは言え、最近は蝶や甲虫なんかの昆虫でも、中部~南部の山地から新種がぼこぼこ記載されているので、間違いなくベトナムはインドシナの動物相研究ではかなりホットな地域だと思います。

 で、このナタリアクシトカゲですが、よく見かけたのが標高300m~1400mと割と垂直的に広く、木の根元付近や林道に出ている個体が多かったですね。モリドラゴン Gonocephalus なんかと殆ど同じような環境にいましたが、それよりもやや明るい林が好きそうな印象で、原生林的な環境よりも二次林的な林に多かったです。それに地面にも良く下りるようでしたね。こいつは昼間、林道の脇で巨大なミミズを喰っておりやした。

 写真は国立公園内のお宿で撮ったもの。適当な写真でお恥ずかしい限り。



Comment
この記事へのコメント
ベトナムを含め、あのあたりアジア一帯の新種ラッシュが著しいですね。

写真のクシトカゲはペット経由で入ったなら「パターンレス」とか書かれていられてそうです。こういう未記載的なもの、これからも期待してます。
2010/ 06/ 01 (火) 14: 58: 27 | URL | 化野 # -[ 編集 ]
化野さん
パターンレス、確かに(笑)
ベトナムやメコン上流域、カンボジア南部なんかはまだまだ夢がありますね。
2010/ 06/ 02 (水) 05: 37: 50 | URL | acraeoides # -[ 編集 ]
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