Lepido and Scales
アースタイガー(大型種)の分類についての覚書
2016年 05月 01日 (日) | 編集

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スラウェシブラックアースタイガー
Cyriopagopus sp. "Sulawesi black" 改め Phormingochilus carpenteri

昨年、この仲間が形態形質に基づいて分類学的再検討された折に新種として記載され、これまで趣味の世界でCyriopagopus sp. "Sulawesi black"と呼ばれていたものがこれにあたるとされた模様。

この論文では、これまでHaploperma 属とされていた全ての構成種がCyriopagopus 属に移動となり(HaplopermaCyriopagopus の新参シノニムとして処理された)、Cyriopagopus 属とされていた構成種全てとシンガポールブルーアースタイガーLamploperma violaceopes は、長らくCyriopagopus のシノニムであったOmothymus 属を復活させ、そこに所属を移された。Lamploperma 属については、現時点でネームのある種のみを扱うと、サンギへブラックアースタイガーL. nigerrimum のみが含まれる単型属となる。

ここでは所属が明言されていない、若しくは扱われていないが、趣味の世界でボルネオブラックアースタイガーLamploperma sp. "Borneo black"と、スラウェシパープルアースタイガーCyriopagopus sp. "Hati hati"と呼ばれるものの所属が今後どうなるのかも気になるところである。

SMITH, A.M. & M.A. JACOBI. 2015.
Revision of the genus Phormingochilus (Araneae, Theraphosidae, Ornithoctoninae) with the description of three new species from Sulawesi and Sarawak and notes on the placement of the genera Cyriopagopus, Lampropelma and Omothymus.
Journal of the British Tarantula Society, 30(3): 26-48.




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