2014年
07月
31日
(木)
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(Khasi Hills, Assam, India)
マルマックスフタオ Charaxes marmax marmax
アッサムのマルマックスフタオ。タイプロカリティの標本です。
インドシナのCharaxesはベルナルダス以外、マルマックスもカールバもアリストギトンもメスが巨大で大迫力。このオスは、ちょっと裏のコントラストが強めの個体ですが、皆さまの典型的な脳内マルマックスだと思います。翅形には多少個体変異があって、もう少し丸みを帯びる個体もいます。
インドシナの茶色いフタオは、場所にもよりますが、採れる内の80%はつまんないベルナルダスで、次の10%がマルマックス。さらに残りの5%をカールバとアリストギトンが分けている感じでしょうか。まあ、ベルナルダスは実は深く見出すと面白いのですが、それはそれとして、このマルマックスはオスならそこそこ見掛ける機会はあります。現地に行って採れる気は全くしませんが。かく言う私もタイとかラオスとかベトナムとか海南とか行きましたが、ベルナルダス以外見たことも無いです。
そもそも標本商で売ってる蝶で、1000円より高い蝶なんて自分ではそうそう採れないのです。1000円ですよ、せんえん。これは現地の採り子が毎日毎日頑張ってるからそうなのであって、日本人がちょちょいと行って、そうそう採れるもんではないのです。私が遥かメンタワイで運良くネルソニィルリモンジャノメ採って喜んで帰ってきたら、東京の即売会で1500円で売ってるの見た時は目が虚空を泳ぎましたね。まあ採り子からの買い標本と、自己採集ではラベルの信頼度が全く異なりますけどね。
そういう訳で、珍品は1000円以上から。
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