Lepido and Scales
Tawi-Tawi
2014年 02月 26日 (水) | 編集


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(♀, Bongao Peak, Bongao Is., Tawi-Tawi, Philippines)

ソロンフタオ Sulu諸島亜種 Charaxes solon tindongani


フィリピンのスールー諸島もしくはタウィタウィと言えば、同国南部のミンダナオ島とマレーシアの北ボルネオの間にあるスールー海の南端に位置する限りなくボルネオ島の近くに浮かぶ島々であり、一番南のSibutu島に至ってはボルネオから普通に見えるという。
これだけボルネオの近くにありながら蝶相はフィリピン系で、幾つかの種はここだけに特化した斑紋をもつ固有の亜種となっている。最も有名なのはエベリナイナズマDophla evelina の亜種albusequus で顕著に白化する。誰が見てもぶっ飛ぶほどの凄い亜種であり、タテハコレクター垂涎の的である。6,7年くらい前に少数出回ったのが最後でその後がないが、あの時無理してでも買っておけばよかった。

ここに出したソロンの亜種は残念ながら他の亜種とは大した違いはないのだが、同諸島にいるアミクスフタオCharaxes amycus の亜種sangana は上のエベリナ同様に著しく変わっており、エベリナが白化するのに対して、ここのアミクスは激しく黒化する。上述のエベリナが出回った最後の便でもこれは来なかった。

このように非常に面白い地域なのだが、どうもここには某一神教原理主義者の活動家達がアジア最大級の訓練基地を構えているらしく、非常に危険で滅多なことでは標本が入荷しない。お陰で標本の価値は高いままだが、入手できないのはいただけない。困ったものである。





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