Lepido and Scales
楽しみ方
2010年 10月 27日 (水) | 編集

トリンケットラット

トリンケットラット

トリンケットラットスネーク Coelognathus helena helena
原名亜種

 いきなり蝶の話。つい先ほどアグリアスのクラウディナ(Agrias claudina)について調べていたのですが、あれは良い蝶ですな。猛烈に美しい。アグリアス Agrias というのは、メキシコ南部~南米の熱帯林に分布するフタオチョウ亜科の一群で、日本ではミイロタテハだとかそのままアグリアスなどと呼ばれており、そこそこ珍品で世界的に人気の高いチョウです。種数は少ないのですが非常に美しく、各亜種の内部における斑紋の個体変異やフォームの数が著しいのでコレクターに絶大な人気がありまして、ものによっては一頭で車がポンと買えるお値段がしたりするセレブな蝶でもあります。“最速・最美の蝶”という二つ名で呼ばれるくらいで、世界三大美麗蝶(トリバネアゲハ・モルフォ・アグリアス)の一翼を担っているのでも有名です。

 で、話を戻すと、そのアグリアスのクラウディナについて調べておりましたところ、近頃までクラウディア A. claudia (一文字違い)とされていたものがこのクラウディナのシノニムにされておりました。このクラウディナとクラウディアは割と似てはいるのですが、結構大きさや外見で区別できるように思っていたので、ちょっと意外でしたね。とはいえ、このグループは分類が難しく、交尾器の形質差もあまり大きくない上に、肝心のわたくしがこの辺のグループの分類に少し疎いので、へぇーとしか言えないのがもどかしいです。この属の本も持ってないし……と云うのも、この属を集める人達の多くは斑紋の微妙な個体変異ばっかりを見て標本の評価をしている場合が多いので、何となく種や亜種単位のシステマティックな集め方を重視している私には少々違う世界だったのですよ。まあ彼らもその辺は押さえた上での楽しみ方なのですが、なんか宝石のグレードの評価をしているみたいと言えば分かり易いですね。

 だがしかし、自分で幾つかの標本を手に持って調べると、結構地域差もあって面白いもんだなぁというのが分かってきて見直した、というお話でした。良い個体を持っていると嬉しいし。綺麗なのでそのうち写真でも撮りますよ。



Coelognathus helena

Coelognathus helena

 ともあれトリンケット、ヘレナですよ。最近少し給餌をサボってましたが、着実に成長しているみたいで、何時の間にかピンクLを楽に呑めるほどになりました。どうも反抗心を失ってきたようで、今回撮影していてもコエログナトス属の象徴である縦S字威嚇をしてくれなくなってきた。その姿勢が撮りたいのに!と苛めても全然効果がナッスィング。
暴れて吻端擦ったりするのは困るけど、誇りを失ってはいかんと思うのです。






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