Lepido and Scales
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想像の外
2015年 02月 11日 (水) | 編集


(Flores Is., Indonesia)

イリオンキマダラセセリ Potanthus ilion

キマダラセセリにもこんな白黒のがいたりする。何年か前に初見で同定した時は最初何者なのか分からなかった。



SBSH1227-.jpg

そしてキマダラセセリにあるまじき、紫色の幻光。

これを知るまでキマダラセセリが“白黒”で、さらに“紫に光る”なんて、想像だにしたことがなかった。

なんだか凄そうな種に思えるが、小スンダの普通種である。



ひどい写真なのはお許しを(苦笑)。


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人参蝶
2014年 11月 11日 (火) | 編集


(Bantimurung, Sulawesi, Indonesia)

ザリンダトガリシロチョウ Appias (Catophaga ) zarinda

いい加減、放置し過ぎな気がしてきたので、PCの中から無作為に掘り出した画像でお茶を濁す。
本種はトガリシロチョウ属のベニシロチョウ種群nero groupの一種でスラウェシ固有種。翅形といい大きさといい、まさにスラウェシを体現する存在である。そのベタ塗りの人参色はシロチョウ科の中においても類を見ない。
そもそもの個体差だとか、しばらく紫外線に曝されると色が変わるだとか、都市伝説の如くああだこうだと言われているが、これとは別に京人参としか言いようのない赤に染まる個体も多い。
そう思って見ると、この翅の形も如何にも京人参っぽいではないか。

因みに本属は英名をAlbatrossという。ほとんどの種が白いので分からなくはないが、そこまで鈍重、雄大なイメージのある蝶ではない気がする。




アウグスティナエ
2014年 08月 10日 (日) | 編集


(Tucupita, Venezuela) (進化生物学研究所コレクション)

Morpho rhetenor augustinae f. semicypris

南米、ベネズエラのオリノコデルタ特産亜種にして、レテノールの最高峰ことアウグスティナエ。
昔の名前のダイアナM. dianaの亜種と言った方が通りが良いだろうか。
近頃、日本人が何とペアで採集に成功しているが、絶滅の噂がまことしやかに囁かれるほど近年の記録に乏しい。アウグスティナエの名前自体も最近はコロンビアヌスMorpho rhetenor columbianus のシノニムとされることが多いようだが、所謂augustinae の産地であるオリノコデルタではもはや見ることは中々難しいようである。レテノールの中では(古い標本が多いので褪色があるにしても)顕著に青色反射の色が薄くなる個体が多いように思う。


DSC_0040--.jpg


南米は昔から色々な昆虫が来ているが、当時の有名産地の多くは開発でその多くが壊滅状態だという。
このオリノコデルタや、ブラジルのオビドスやマナウスなどの河川沿いの都市に隣接している産地はそれが顕著。町や農場の発展と共に根こそぎ消えるというのが時代の宿命のようで、グーグルアースで見てみると、平地は見事なくらい森が無いのが見てとれる。


DSC_0039--.jpg


そういう訳で普通種とされている(た)ものであっても、産地で見ると今や手に入らないものも多く、当時の環境や生物相を推測する上でも今ある標本は大変貴重なのである。この標本も一昔前の個体。




Morpho rhetenor helena
2014年 04月 26日 (土) | 編集

DSC_0044-----_20140426025858cf2.jpg
(Tingo Maria, Peru)

ヘレナモルフォ Morpho rhetenor helena

まあ、なんと言うか。たまにはこういう分かり易いのも良いのじゃないかと。
やっぱりヘレナは美しいですね。この青の深さにはキプリスには無い気品が感じられます。
これで腹部がきちんと付いていたら良かったのに。


Calinaga lhatso
2014年 02月 02日 (日) | 編集

P2150253--_20140202034005a53.jpg
(♂, alt. 2900m, De qen, Yunnan, China)

キイロクビワチョウ 名義タイプ亜種 Calinaga lhatso lhatso


SBSH1218-(シャープ縮小)
(♂, alt. 910m, Baoji, Shaanxi, China)

キイロクビワチョウ 陝西省周辺亜種 Calinaga lhatso senseiensis


_8145339+--
(♂, Mt. Dayao shan, Guangxi, China)

キイロクビワチョウ 中国中南部亜種 Calinaga lhatso funebris


それぞれ大きさも翅形も明瞭に異なる。これで同じ種というのだから擬態というのは物凄い。
隠蔽型の擬態には只々感心するのみだけど、鱗翅目におけるベーツ型擬態には恐れ入る。
おそらく地域によってモデルが異なることと、地域変異が同時に生じた結果こうなったものと思われるが、分類がまともに進んでいないクビワチョウにおいては、そもそも本当に同種なのかさえ怪しい。
この種には、分布の東端に位置する浙江省から記載されたssp. pacifica というのがいるのだが、まだ未見なのでどんなものかを見てみたい。
さるHPで浙江省に隣接する安徽省の標本を見ることが出来たが、比較的似ている陝西省のと比べると著しく前翅が黒化し、後翅は白化していた。場所がインドシナであったならアゴスティーナカザリシロチョウDelias agostina との擬態関係が疑われたに違いない。所謂ssp. pacifica なのかは原記載をまだ当っていないので分からないが、単なる個体差だとしてもあれは凄い。





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