Lepido and Scales
スポンサーサイト
--年 --月 --日 (--) | 編集
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
オナガサンカク
2015年 05月 31日 (日) | 編集



オナガサンカクヘビ Gonionotophis poensis

何年か振りのヘビの写真がiPhoneで撮った汚い1枚というのも何ですが、お久し振りです。
何となく蝶ばっかりアップしていたら、爬虫類を撮るのが億劫になり早数年。只々面倒だっただけで、飼育を止めていた訳では御座いません。

さて、ポエンシス。最近久し振りにまとまった数が入荷しましたね。前に載せたのはまだ小さい個体でしたが、これはかなり大きい。
ネット上にある正しく同定されたこの種の画像は、当サイトの写真以外ではKate Jackson氏のたった2枚しか無いのですが、それが大きな成体でした。他には同定はされてないけど現地でシャベルで鱠切りされている写真とか、衣装ケースにゴシャッとサンカクが何種も混ざった中に写っている写真とかもありますが、これらも大きく、総じて単三電池よりも太そうでした。文献でも1.2mになると書いてありますね。
けれども今まで国内に入荷したのは小さく華奢で、鉛筆くらいの太さの個体ばかりだったので、成体の現物を見るまでは、何と言うか、どこか遠い国のお話で(実際そうだけど)、太くて大きなポエンシスというものに現実感がなかった訳です。なので今回入荷した、本当に単三電池よりも太い個体を見て、かなり感動しました。ヘビ見て感動したのって実に数年振りなんですが、こんなヘビで感動するところが、私のヘビ友達の少なさを物語っているような気がしないでもありません。

因みに、サンカクヘビの属名ですが、現在はMehelyaGonionotophisのジュニアシノニムとするのが世の中のコンセンサスのようです。
それと、本種とよく似ていると言われるギラルサンカクヘビG. guirali との違いですが、頭を横から見るとより扁平で、尻尾の尾下板数が大体80~100枚以上あるのがポエンシス、尾下板数が50~70枚なのがギラルです。
この2種は分布のレンジが割と重複するので、いつかギラルを抜いてやろうと、見かける度にせこせこと鱗を数えさせてもらうのですが、残念ながら未だに遭遇しません。欲しいなぁギラル。




スポンサーサイト
胡蝶の夢
2012年 06月 09日 (土) | 編集

Mehelya poensis

ポエンシスサンカクヘビ Gonionotophis poensis


つい最近フィリピンのミンダナオ島に採集に出掛けて行った折に、図らずもキラサのカロリネンシスの多産地を発見し、沢山採ってしまった。カロリンマネシアゲハは東南アジアのアゲハの中でも屈指の珍品である。
意気揚々と帰国してから直ぐに展翅し、昨晩は酒を舐めつつ展翅板に乗った標本を眺めてにやにやしたり、さてどのように報告しようかとか思案している内に眠くなったので寝た。
ところが今朝、目が覚めて机の上を見ると、昨晩あったはずの展翅板がみあたらない。血の気が引いて一瞬で目が覚め、慌てて辺りを探すも見付からないので、これはおかしい、どういう事かと良く考えてみると、どうやら私はフィリピンになんて行ったことが無かったという事実に気が付いた。

程度の差こそあれ、こういう夢落ちは年に何回かあり、この全てがすり抜けて行ったような虚脱感は如何ともし難い。
なにも標本作ったり箱に入れるまで再現しなくても良いじゃないか、と私の大脳皮質と辺縁系に全力で抗議したい。




暗黒生命体
2012年 06月 01日 (金) | 編集



シロスジサンカクヘビ Gonionotophis capensis


最近、写真が適当ですが、ご容赦ください。
やっぱりボツ写真のサルベージは良くないなぁ…出す物としても、自分自身のモチベーションとしても。

そういえば、ずっと調子の悪いクロスサンカクだけど、もう死ぬ死ぬと思いつつも何気にその気配もなく、たとえばElapheだったら翌日昇天しているような状態で、もう駄目かもとなっても持ち直したりして、改めてサンカク=死なないヘビというのを再認識した今日この頃。きっと、何か別の原理で動いているに違いない。

因みにこいつはベビーで来たCBなので、今まで問題を起こしたことはない。




三角のゆくすえ
2012年 05月 28日 (月) | 編集

Mehelya poensis

ポエンシスサンカクヘビ Gonionotophis poensis


困った時のサンカクヘビ。
これまでサンカクヘビの属をメヘルヤ Mehelya としてきましたが、今回はゴニオノトフィス Gonionotophis として扱いました。

Gonionotophis 属は、これまで鱗と歯列の形状という、2つの形質状態の違いによって、Mehelya にごく近縁な別属とされてきましたが、つい一昨年に出たKelly et al., (2010)の論文で、分子による系統解析の結果を基に形態形質の見なおしを行い、この2属は同じ属であるとされました。同属とするならば、どちらかの属に帰属するわけで、記載年代の早かった Gonionotophis が有効であるとされた次第です。

一昨年出た論文なんだから、当ブログでは何でず~っとメヘルヤを使用していたかと言いますと、論文を読んだ感想として、何となくこのサンカクヘビの部分はいろいろ納得がいかず(基本的に私は形態屋なんで、笑)、良く出来たデータですが、これを嚆矢として、もっと突っ込んだ論文がほかにも出てくるだろうと思われたので、個人的にはこの属の扱いは時期尚早かなあと思ったからです。

まあ、今でもそう思ってますが、それからちっとも新しい論文が出る気配が無く(私が気付かないだけで、出てたりして…)、世間でもこの仲間をゴニとして扱う感じになって来ているっぽいので、ここでも様子を見つつ Gonionotophis にシフトしていこうかな、とやっとこさ思い始めたというところです。

とはいえ、この辺はまだ流動的かと思っているので、またころっと Mehelya に戻すかもしれません。




引用文献:
Kelly et al., 2010., Molecular systematics of the African snake family Lamprophiidae Fitzinger, 1843 (Serpentes: Elapoidea), with particular focus on the genera Lamprophis Fitzinger 1843 and Mehelya Csiki 1903. Molecular Phylogenetics and Evolution, 58 (3): 415-426. http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1055790310004434 (PDFはページ左上から。見られなかったらごめんなさい)





名義詐称
2012年 05月 11日 (金) | 編集

Mehelya poensis

ポエンシスサンカクヘビ Mehelya poensis


最近、大体1年ぶりくらいに本種の入荷がありましたね。
さて、真の M. guirali が来ることはあるのだろうか。





copyright (C) Lepido and Scales all rights reserved.
designed by polepole...

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。